日本の都市部における公園の少なさは国際比較の中でよく取り上げられます。例えば東京23区とニューヨークにおける1人あたりの面積を比較すると、東京はニューヨークの約10分の1。かつては地価が右肩上がりだったので、「公園なんて勿体ない!」という意識の名残もあるのでしょうが、今後はもう少し見直される可能性が高いですね。
さて、今日はそんなアメリカにある公園の話です。先ごろシカゴで一部完成した「ミレニアムパーク」、こちらの広さは約10ha(約3万坪⇒60坪の分譲地なら数千区画分の広さ!です)。「都会にある公園では世界一」を自負する公園です。
20年がかりで500億円もの投資をしただけのことはあり、市民はもちろん海外からの観光客も訪れるほどの名所になっています。そういえばニューヨークにはこれまた日本での知名度が高いセントラルパークがありますね。こちらは年間2500万人(市民、観光客を合わせて)が訪れるそうです。海外からの旅行客がこのところ増加している日本ですが、その総数は約2000万人。単純な比較は出来ませんが、セントラルパークの集客力が侮れないことは間違いありません。
都会に立派な公園を作って、海外からそれ目当ての旅行客が訪れる、日本でもそんな成功例が出てきてほしいですね。空き家問題の解決策の1つとして検討されることを希望します。